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2008/9/26

体验《中国铁道大纪行》!-敦煌至西安-

次の日は、敦煌を出発して西安へ向かう日です。RIMG2359

行きは软卧(A級寝台)だったので、今度は硬卧(B級寝台)です。

たったの一泊(23時間47分)なので、子連れでも大丈夫でしょう。

私が寝台車で心配だったのは、長時間運行する列車のトイレで、

何日目かになると、足の踏み場もないくらいトイレが汚れていた経験があったので

子供なんて、免疫ないから絶対入れないだろうと思っていました。

トイレは長時間になればなるほど、

座席のグレードが低ければ低いほど汚れます。

なので一番最悪は硬座、硬卧なら長時間でなければまぁまぁ、

软卧だと使う人が少ないのとこまめに掃除してくれるので割ときれいです。

 

大人379元(下段)、子供264元(中段)でした。

硬卧は上・中・下の三段で、個室にはなっておらず

カーテンもなし、ベットの幅も狭いです。RIMG2406

下段は昼間座席になるので、一番空間が広くて値段が高く

上段が一番狭いので一番値段も安くなっています。

個室ではないので、荷物は通路上の網棚か下段ベット下に置きます。

荷物を持ってベット横のはしごを上り、通路の上を渡して網棚に載せます。

なので、このとき通路に人がいるときは、荷物を落とさないようヒヤヒヤ~。

(软卧は上段ベットのドア側奥に荷物置き場があります)

洗面台やトイレ等も软卧とはグレードが違い、ごく普通のものです。

個室ではないので、一人旅のときは、誰と同室になるか分からない软卧より気楽です。

一人旅なら、私は上铺(上段ベット)が邪魔されず好きです。

上段から寝転がりながら通路側を覗くのが常ですが、今回は子連れなので下段・中段を取りました。

 

朝9:39、敦煌駅発なので、朝食を食べてホテルを出ます。

敦煌はもともと市内に駅がなく、柳園駅が一時は敦煌駅と改名していました。

空港もなかったので、有名な観光地にも関わらず列車か長距離バスしか移動手段がなく

しかもその列車の駅は敦煌市から遠く、途中駅のためそこから乗るには座席確保が難しい場所でした。

(昔は列車の席予約がオンライン化されていなかったので発着駅以外の席確保が難しかった)

それが今の敦煌は空港もでき、列車の駅も出来たので、非常に行きやすくなりました。

空港も小さくて飛行機も小さいので、預け荷物を拒否されることがあるという話ですけどね(笑)

敦煌駅は私が行ったときには新しくて立派な駅舎を建設中でしたが、

まだ出来ていなかったので、臨時の待合室でした。ローカル線の駅並みの待合室です。

この駅舎も2008年7月4日に完成し、使用が始まりました。

10865平米、三階建ての大きな駅です。

周りに砂漠以外、なーにもないところは相変わらずらしいですけど。

 

RIMG2405RIMG2404

↑臨時の待合室。すっごくちゃっちい。                    ↑建設中駅舎

 

なにせ小さな待合室で、列車に乗る人全員が一目で見渡せましたので

外国人旅行客がどう見ても私たち二人だけだということもすぐに分かりました。

…ていうか旅行客自体少なくて、地元民の利用者が多かったです。

 

列車が来て乗り込みましたが、私たちの車両は満席のようでした。

一人の人が多いらしく、おじさんばかり…。

私も子連れというせいもあり、「話しかけるな」オーラは出ていたと思いますが(笑)

昔なら、外国人が乗っていれば、おせっかいなくらい話しかけられたものですが

誰一人、私たちに興味ありげな人もなく…。

息子とずっと日本語で話していたので、話しかけやすい雰囲気ではなかったのかも。

なので、行きと同じくトランプ、お絵かき、折り紙を延々息子に付き合いやっていました。

(↑いい加減、嫌になって「お願いだから少し休ませて」と横になったりもしたけど)

 

そうそう一人だけ、我々に話しかけてきた人いましたよ。

それは私たちの車両の乗務員。

「おもちゃ、要らない?子供が喜ぶわよ~。」

見るとカゴいっぱいの露天で売っているようなおもちゃを持って、息子に売り込もうとしていました。

「不要!(いらない)」とほしそうな息子を尻目に断ります。

 

が、この後もこの乗務員が色々なものを売り込みに来る!

使い捨てスリッパ、柄が曲がって奥まで磨ける歯ブラシ、お土産やアクセサリー、瓶入りヨーグルト…。

いわゆる食料品を売る社内販売はワゴンを押しながら別に来ます。

それとは関係なく、乗務員の好みと判断で仕入れられたであろう品物をカゴを持って売りに来るのです。

昔はこんなの無かったぞ~。

隣の車両の乗務員室除いたら、床に同じようなカゴが置かれていたので

どの乗務員もやっているのかも…。

社内販売に比べ売り方もかなり熱心だったので、あれは個人の利益になるのでしょう。

(通常の業務より熱心だった)

 

食事面ではお昼はカップラーメンを食べ、途中駅で下車してホームでお菓子を買って食べたりしましたが

夕飯は社内販売のお弁当(一つ10元)を購入。

列車のお弁当は今までの経験上、意外とイケます。

食堂車より美味しかったりします。

まぁ、白米はべちゃべちゃで美味しくないけどね。(←これは大抵どこでも)

中国系航空会社の機内食と比べると、こちらのほうが格段に美味しいです。

お弁当売りは何度か通りますが、最後には値段が下がったりします。

でも待ちすぎて売り切れになっても困るし、やはり出来立て暖かいほうが美味しいです。

 

車窓からの景色は敦煌からはずーっと砂漠でした。

途中、嘉峪关(万里の長城の関所、明代はここが最西端)も車窓から見えるんですよ。

(14:18に嘉峪関の駅到着)

前にウルムチから列車で帰るときに見た記憶があったので、昼間に通りたかったの!

そこから伸びる北京と比べるととーってもちゃっちい土盛りのような長城も見れます。

 

車窓の景色はちょっと街みたいなのがあってもすぐにまた砂漠。

植物の緑なんてほとんど見えず、

あちこちに土饅頭(お墓)があるのが見えます。

しばらくうつらうつらとうたた寝しても、目覚めて見えるのは同じような景色ばかり。

 

そのうち暗くなりますが、窓の外は駅近辺以外は真っ暗なのでさっさと寝ることにします。

00:09に蘭州へ着くと、向かいの下段のおじさんが列車を降り

代わりに女性三人組の一人がその場所に来ました。

席がバラバラだったらしく、寝る支度をする間(ズボンを脱いでズボン下になったり 笑)

仲間で集まり、話をしていましたが、彼女らも就寝。

 

そして朝目覚めると車窓の外の景色は昨日までの景色とは一変。

田んぼがあちこちにあり、緑が広がり、花が咲いているのも分かります。

そして、あちこちのお墓の横で紙を燃やしていました。

そう、今日は清明節!

お墓参りの日です。

去年までは休みではなかったのですが、

今年から清明節や中秋節などの伝統的行事が祝日になりました。

清明節には紙のお金を燃やして、あの世に届けてあげる習慣があります。

上海などの街中では、このような行事をなかなか見る機会がなかったのですが

今日はあちこちで見ることが出来、少し感動しました。

そして、お墓。

敦煌のほうと同じく土葬です。

でもお墓の下部は石かレンガのようなもので土台が作られていて

きちんとした墓石が土の盛り上がった端(多分、頭側)にあり、

その反対側(多分、足側)には小さな半円状の穴が開いていました。

昨日見たお札を混ぜた土を盛っただけのお墓とは明らかに違います。

文化の違いもあるのでしょうが、経済的な理由もあるのかしら?

 

向かいの下段は、昨晩蘭州から乗ってきた女性3人組が

朝食替わりの小さなスポンジケーキを食べながら談笑していました。

どうも同じ会社に勤めているらしく、同僚女性の話などをしていました。

そして身支度を始め、化粧をしながら、今度は使っている化粧品の話をしています。

こういうの聞くと、どの世界も女性同士の話って変わらないなぁと思いますね(笑)

 

西安が近づいたので網棚の荷物を降ろし(通路際の席に座っていた男性が手伝ってくれました)

9:26分西安到着です。RIMG2407

 

さすがに大きな駅で、人もたくさんいました。

朝食を食べていなかったので(朝の到着だから車内販売も来なかった)、

お腹が空いており、子供に何を食べたいか聞くと「マクドナルド!」との答え。

ずーっとこういうのを食べていなかったので食べたかったらしいです。

西安駅前にでっかくマクドナルドの看板出ていましたから。

敦煌はこういうの食べたくても選択肢がそもそも無かった!

全般的にあまり子供の口に合う料理もなかったので(辛いものが多くてそこでも選択肢がなかった)

子供は食事面で少し我慢していたようです。

マクドナルド内は朝からほぼ満席で、やっと席を見つけて朝食を食べました。

カウンターのお姉さん達が何故か揃いも揃って厚化粧でした。

 

マクドナルドを出て、西安駅前からおんぼろ二階建てバスでホテルへ向かいます。

2008/9/17

体验《中国铁道大纪行》!-鸣沙山-

ホテルへ戻り、熱いシャワーを浴びて人心地ついたあとは、

出発が朝早かったこともあり、二度寝をしてしまいました。

午前中寝てしまい、お昼でも食べにさぁ出発!と思って準備していたら

ベットの上が砂だらけ…。

よく見ると部屋のドアからベットにも砂がこぼれ落ちています。

 

朝、砂山に行ったせいだよなぁ…。

ベットの上の砂を払い、着ていた服をバサバサと振り

靴を逆さにひっくり返したら、

子供の靴の中の砂がじゅうたん上で小山になったので

あわててゴミ箱の上で靴を逆さにしました。

ざーっと音を立てて落ちる砂…。

いったいどれだけ入ってるんだ?

 

気を取り直して、お昼を食べに。

前日の昼食も夕食もそれほど口に合うものがなかったので

唯一美味しかった「蘭州ラーメン」を食べに行こうとバスに乗って街へ出かけました。

ま、乗ったバスがお昼の時間帯だったためか、通常ルートと違う道を通って

降りたいバス停に行かず、慌ててバスを降りるというハプニングはあったものの

無事、昨日の朝に食べた蘭州ラーメン屋にて食事。

やはりこれが一番美味しい。

前日の教訓から今日は二人で大椀を食べました。

その後はホテルへ寄らずそのまま鳴沙山へ行くつもりでバスに乗ったら

行きと同じバスで、車掌の兄ちゃんとお互い顔を見合わせ笑ってしまいました。

 

鳴沙山に近づくと、まだ結構距離のあるところで

車両進入禁止(というか「入るなら駐車場代取るぞ」)区域だったので

バスはそこまで。そこから歩きです。

道の両側にはお土産屋があったので、それなりに退屈せずに歩けました。

店の人たちは麻雀に明け暮れていて、全くやる気がなかったので

こちらも色々煩わされず良かったです。

(↑この態度は多分今がオフシーズンで客がいないから)

 

門を入ると、ラクダがたくさんいます。RIMG2369

ここに来たらラクダに乗らなきゃ!

中国鉄道大紀行」で通訳の陳さんが履いていた真オレンジの靴カバーを借り

それを靴の上から履いて、ラクダに乗ります。

ラクダ主のおじさん、息子、私とラクダ三頭連なり、「月の沙漠」へと出発です。

まず砂丘滑り場へ寄り、その後月牙泉を回って戻るコースです。

途中、「月の沙漠」を息子に歌って聞かせようとしましたが、

歌詞をすっかり忘れており、メロディーのみになりました。

でもメロディーだけじゃ彼は「何故ここでこの歌?」を思ったろうなぁ。

でも思わず歌いたくなるような雰囲気なんですよ。

 

まもなく砂丘滑り場へ到着。

砂丘の階段を登って頂上まで行き、木のそりを借りて滑るのですが

オフシーズンだから、自分でそりを持って上がれば

何度でも好きなだけ滑っていいと聞き、俄然、張り切ります。

だって、これが敦煌での一番の楽しみだったんだもの!

 

ところが、この砂丘の階段が曲者!

砂丘にハシゴが置かれ、階段代わりになっているのですが、

あちこち砂に埋もれているので登っているとサラサラの砂で滑る!滑る!

元気な子供のほうは先に登っていってしまい、やっと砂丘を登り終えた私に

頂上でソリを管理(ソリを並べてその上で寝転がってだけど)していたおじさんが

「少し休んでから滑れ。」というのでお言葉に甘え休憩しようとしたものの

「ここからは四方全てが風景だ。写真を撮っとけ。」と

やたら記念撮影することを勧めてくるし

果ては「撮ってやる」と私の姿も撮ってくれる(勿論、ポーズを要求される)。

 

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↑砂丘の嶺。見渡す限り砂。            ↑月牙泉近くの砂丘滑り場。黒いのは登っている人々。

 

休んで落ち着いたのでやっと滑ります。

スピードに乗り、ソリはサラサラの砂の上を爽快に滑ります。

これは楽しい!

 

だけど、楽しいのはあっという間。

そのあとは再び階段登り。

しかも今度は木製のソリを持った状態!

ソリといっても木製パレット(工場などでダンボール箱の下に敷いてあるすのこのようなもの)のような形状で

重いわ、持ちにくいわ…。

前回以上に疲れて、頂上でまたもや休憩タイム。

子供もさすがに三度目に登るときには

「誰かこれ持って上がってくれないかな~」と愚痴をこぼしています。

父がいれば、息子のソリも持って上がっていってくれたでしょうが

母は息子に対してそんなに甘くないので、

「自分が滑りたいんなら自分で持って上がんなさい。」と突き放します。

 

私が上で休んでいる間に、中国人のおじさん二人組が上がってきました。

上で写真を撮った後、「俺は滑らない」と言っています。

ソリ管理のおじさんは私たちを指し

「彼らだってさっき滑って、また登ってきたんだよ。怖くないから滑ってみなよ。」

「簡単だよ。彼女が滑るのを見て真似すればいい。」

 

あのさぁ、それって私に今、見本として滑れってこと?

 

息子は階段途中でバテているし、

どうも皆の視線を浴びていることを感じ居心地が悪くなって

仕方なく滑ることに(←このへんが自分は意志が弱いと常々感じる点)。

もうちょっと休みたかったんだけどな~。

私が滑ると、彼ら二人も真似して滑ってきました。

(さすがに彼らは一回で去っていったけど)

 

またまた重い木製ソリを持ち、階段途中で休憩中の息子に声をかけ

最後に一緒に滑ろうと階段を登りました。

二人で一滑りし、終了!

何度滑っても同じ金額なら、もっと滑りたかった気もするけど

この「木製ソリを担いで砂に埋もれたハシゴを登る」という作業はこれ以上したくありませんでした。

そして、この砂丘滑りの間に、息子の靴カバーはずれまくり

靴カバーの中が砂でいっぱい。

これは靴の中も砂だらけだな。

 

下で完全に休憩モードに入っていたラクダ主のおじさんを起こし、

再び沙漠へ。

入り口前を通ってわりとすぐのところにラクダをつなぐ場所があり

ラクダはそこまで。

そこからは遊歩道が出来ていて、月牙泉まで歩きます。  

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三日月状の月牙泉は3000年枯れたことのない天然の泉だそうです。

これぞまさに砂漠の中のオアシスですね。

ですが、近年の地下水くみ上げにより、

年々水深が浅くなり、泉の大きさが小さくなっているとのこと。

泉から少し離れた場所に古木があるのですが、昔は泉の脇にあったのだそうです。

それだけ、泉が小さくなってしまったということでしょう。

泉の近くでは泉の保護対策のためなのかな?工事をしていました。

 

昔は自由に入れたらしい泉の周りは、今は柵がめぐらされ人が近づけないようになっています。

月牙泉名物の五色沙(月牙泉三宝の一つ。赤、黄、緑、白、黒の五色の砂)が泉の周りにたくさんあり、

中国人観光客がペットボトルに詰めていました。(お土産でも売っている)

ついでにトカゲ(马蛇鼠と呼ばれているらしい。蟾头沙蜥カエルアタマトカゲ?)も何匹かいました。

捕まえようとしたけど、足が速かった…(苦笑)。

 

月牙泉の横の砂丘には「登るな」という看板がいくつもあって

そこに登って上から月牙泉の写真を撮ろうとした中国人団体観光客数名が警備員に注意され逆ギレ。

最後にはそのツアーのメンバー7人ほどが警備員一人を囲い文句を言っていました。

…うーん、いかにも田舎から出てきた風のツアー客でしたが、

こういうメジャーな観光地への旅行ではしゃいじゃっているんだろうけどねぇぇ。

 

再び遊歩道へ戻るとラクダのおじさんが待っていたので

(…でも私たちが近づいても気づかず、前に立ち止まってやっと気づいた)

そのままラクダに乗って戻り、鳴沙山ツアーは終了。

息子もかなり楽しんだようで、帰り惜しみをしていました。

その後、疲れているところをホテルまで30分ほど歩かせたので

眠たいのもあってすっごく機嫌が悪くなりましたが…。

 

でもこのホテルから続く道の向こうにそびえ立つ巨大な砂山-鳴沙山-は

本当に素晴らしい風景です。

どこまでも続く砂山は、自然の雄大さを感じさせてくれます。

この砂漠に囲まれた敦煌をいう街はオアシスのイメージそのもので

日常生活を忘れさせてくれる場所でした。

 

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鸣沙山:入場料80元(オフシーズン)、120元(オンシーズン)

     ラクダ全行程60元、靴カバー10元、砂丘滑り15元